マヌレワ高校との姉妹校交流の様子

アセンブリ(集会での様子)

 生徒達が一人ひとり挨拶した後に、平和を祈り手作りの千羽鶴と今後のマヌレワスクールの発展を祈りManurewa High Schoolと書かれた達磨をプレゼントさせていただきました。協力して頂いた保護者の皆様に感謝申し上げます。和と友好の輪を広げたいという気持ちは間違いなく伝わったと思います!!!!! 
 

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マヌレワハイスクールについて

 マヌレワハイスクールは全校生徒数が約2100人のとても人数が多い公立学校です。学年数はYear9からYear13の5学年です。国籍も多岐に渡り、聞いたところによると60もの国籍が違う生徒達が机を並べて勉強しています。生徒は4つのハウス(群馬県民でいうところの運動会の赤城団、妙義団、榛名団をイメージして下さい)のどれかに属していて、毎週月曜日にはそれぞれのハウスごとに集会が行われています。多様性を大事にしていて、職員の朝会でも校長がDiversity「多様性」を大事にするように呼びかけていました。朝会で挨拶する機会を頂きましたが、とてもフレンドリーで多様性を受け入れる寛容さを感じました。敷地も広く、様々なブロックに分かれていますが、校舎は一階建てです。校舎を歩いてみると多様性の大切さを訴えるような掲示物がたくさんあります。肌や髪の色が違う生徒達を指導する先生方の国籍も様々です。聞いた話によると、20もの国籍の違う先生方が生徒を指導しているそうです。滞在期間中にこの多様な生徒達をまとめ上げる術を様々な先生方に聞いてみたいと思っています。高崎東高校から贈られた記念品を飾ってある棚もあります。

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ホームステイの様子2

 週末をホームステイ先で過ごしてバディとの関係ができてきて、お互いの個性や文化を尊重しあえているようです。日本人は自分を抑えて相手に合わせてしまいがちですが、しっかり自分の文化をアピールして欲しい、そしてホームステイでお世話になるばかりではなく自国の文化を伝え和食を作ることで恩返しをすることにより気持ち的に対等でいられることを目指すために和食プロジェクトと日本文化紹介プロジェクトを生徒に宿題としてだしてみました。英語でうまく自分の意見が伝えられない時に、自分が小さくなったような感覚になる時もあるかと思いますが、言葉よりも文化・音楽・芸術・ダンス・料理・スポーツなどは言葉を介さず相手に自分の想いを伝えるUniversal language(共通言語)になります。頑張れ!

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ホームステイを通して感じること

 今回は「キュウイハズバンド」について考察します。ニュージーランド人は自分たちのことを国鳥のキュウイにちなんでキュウイと呼びます。国鳥キュウイの特徴として天敵がいなかったため空を飛べなくなってしまったという話は有名ですが、その繁殖方法が非常に興味深いです。メスが卵を産みますがとても大きな卵を産むため疲れてしまうのか、70日から80日かかるふ化期間卵を温めるのはオスです。またキュウイのオスは生後も子育てを積極的に手伝うらしいです。このことから、ニュージーランドでは家事や子育てに協力的な夫を「キュウイハズバンド」と呼びます。私が見聞きした範囲での話になりますが、ニュージーランドには料理を手伝ったり家事を積極的に行ったり、育児に対して積極的な夫が多いらしいです。特に、ホームパーティーで女性側のゲストが来ている場合、料理から片付けまで夫がメインで行う場面を見ていると感心してしまいます。また朝食を夫が作ることが普通であるらしく、また妻の帰りを待っている夫が食事を作っていることもよくあることらしいです。社会的な面からみると「キュウイハズバンド」が多い背景には、仕事をしている女性が多いかららしいです。平均年収が諸外国(先進国)と比べて低いらしく生活を維持するために共働きの家族が多いという現実もあるらしいです。前にも書いたことがありますが歴史的な観点から見ると、ニュージーランドが世界で初めて女性の参政権を認めたのは1893年であり、アメリカ、イギリスがそれに続いたのが25年後です。日本での婦人参政権行使は戦後の1946年であり、ニュージーランドに遅れること53年です。いち早く世界に先駆けて女性の社会進出をサポートしてきたというのがニュージーランドのお国柄ということです。こういった背景から、女性が社会進出をする上で欠かせないのが夫の協力であり、こういった土壌から「キュウイハズバンド」が生まれたのではないかと感じています。過去に日本人女性を妻に持つキュウイの男性がHappy wife, happy life.と言っていて、その言葉に重みがありました。上州のかかあ天下の風土で育った群馬県民にはこの発言は共感できる部分が多いのではないでしょうか。日本でも「イクメン」という言葉が流行語として世に出てきて男性が育児に協力的になることが一種のトレンドのようになってきていますが、「イクメン」とカタカナで書かれるととても軽く感じられ宙に浮いている印象を受けます。国鳥キュウイのように地に足がついた「キュウイハズバンド」達から学べることがたくさんあるとこの文章を書きながら反省しました。ニュージーランドを理解する上で重要なキーワードなので紹介させて頂きました。以下の写真は国鳥キュウイです。

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週末でのホームステイの様子

 異文化の中では、相手に合わせてばかりの待ちの姿勢だけだと疲れてしまうので、是非自分から発信していく攻めの姿勢で、自分の好きなことをしてリフレッシュしつつ頑張って様々なことに挑戦してください。この週末から、水曜日にかけて和食プロジェクトや日本文化紹介プロジェクト、NZ文化探究プロジェクトの山場ですので、頑張れ!
 以下はホームステイの家族写真を送ってくれた生徒達の写真です。

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ポヒリの様子

 歓迎の式典であるポヒリでは、入場は列を作り先に女性が入場し、その後男性が入場します。入場後は着席をしますが、今度は男性が前で女性が後ろに座ります。すべてがマオリ語で行われますが、お祈りの言葉の後に歓迎の歌を歌ってくれます。それを3回繰り返し、ホンギという鼻と鼻をくっつける挨拶で式典が終わります。式典後は、お返しとして校歌を歌い、挨拶のスピーチをさせてもらいました。どちらのパフォーマンスもマヌレワハイスクールの生徒達が目を輝かせて聞いてくれたのでよかったです。式典後は、カイ(マオリ語で食事)という歓迎パーティーを通して交流をしました。その後、バディと共に5時間目の授業に参加していきました。授業を通して日本とニュージーランドの違いを感じてもらいたいです。週末は各家庭で過ごす予定になります。様々な体験やコミュニケーションを通して、共通点と相違点をたくさん発見して実りの多い姉妹校交流にして欲しいです。きっと、うまくいかないことや思い通りにならないことも多々あるでしょうが、その中でどう折り合いをつけていくかで成長につなげていってもらいたいと思います!頑張れ!!!

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出会い・再会

 ホテルを発つとき、学校代表としての自覚を胸に「挑戦」というテーマを掲げました。13時にマヌレワハイスクールに着いて、「高崎東高校 ようこそ」と書かれたWelcome boardで歓迎を受けました。有難いです。6日間の滞在を通して、生徒とバディの距離が近づいていくのを楽しみにしてます。

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8月3日の予定

 制服に着替え、9時にCOPTHORNE HOTEL ROTORUAを出発し、専用バンでマヌレワハイスクールを目指します。途中で昼食を取り、13時にマヌレワハイスクールに到着します。Buddy(バディ:学校生活を共に過ごすニュージーランドの友人)に会って、マオリの歓迎式典であるポヒリに参加し学校生活のルールを聞いた後、授業に参加をし始めます。授業後は、ホストファミリーが迎えにきてくれます。いよいよホームステイの始まりです。引率者も今回は先生宅に全泊ホームステイをする予定です。生徒に教えたことを自分も実践できるか、挑戦をしてみたいと思っています。生徒達も学校の代表として、自覚を持って挑戦してくれることを期待します。
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NZの自然を満喫

 ロトルア湖散策やTHE REDWOODS(レッドウッド ファカレワレワ フォレスト)でニュージーランドの自然を満喫してきました。この国は環境保全に力を入れていて、自然がとても美しいです。また、自然や地形をそのまま生かしつつ、アクティビティができるように工夫されています。レッドウッド ファカレワレワ フォレストでは、木と木をつり橋でつないであるそのつり橋の上を歩くというアクティビティをしました。また、オールブラックスのユニフォームやニュージーランド人のパスポートにも用いられているSliver fern(銀シダ)も見ることができました。
 一日を通して様々な角度からニュージーランドについての理解を深められました。明日からいよいよ姉妹校であるマヌレワハイスクールに移動し、姉妹校交流がスタートします。みんな今日まで一緒に行動してきましたが、明日からはそれぞれの場所でホームステイをスタートさせます。少し寂しくなりますが準備期間を終えてそれぞれの旅立ちの時です。みんなの健闘を祈っています!!!


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AGRODOME(アグロドーム)

 アグロドームでの羊ショーでの様子です。ショーは日本語の同時通訳をしてくれるヘッドフォンを付けて見ることもできるのですが、全員がヘッドフォンを使うことなしにショーを見て楽しみました。ショーをした方はとても親日家で、本校の生徒達と積極的に交流してくれました。また、自主的にショーにボランティアとしてお手伝いしたいと手を挙げて参加した生徒もいて良かったです。

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