校長室より

2022年3月の記事一覧

3年生、かく闘えり 3/17

 合格体験発表会を実施しました。3年生(卒業生)6名を迎え、1,2年生全員に、高東の高校生活や大学受験を振り返り話をしてもらいました。話をしてくれた卒業生全員が制服からスーツを身にまとい、4月からの大学生モードにシフトが変わったなぁと感じました。国公立大学への進学者が昨年より、だいぶ増えました。 

 

 高校生活では、うれしかっかたこと、苦しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、様々なことが詰まった高東3年間だったでしょう。失敗もあったでしょう。卒業生それぞれのドラマがあります。部活との両立に苦しんだり、勉強面での工夫、先生や友人のアドバイスがためになった等のお話がありました。


 高東生には、もっと力がある。自分を信じ、頑張って努力すれば、夢をつかむことができる。

1年生進路ガイダンス

 今年度も残り1ヶ月を切りました。3年生は卒業し、1、2年生は4月からの新学年を見据えた取組を進めて欲しいと思います。志を高くもち努力を始めることです。何事も準備は早いに越したことはありません。

  

 

 1年生は、進路ガイダンスを実施しました。

 20以上の進路分野の分科会に別れ、2部制で実施しました。まん延防止等重点措置が延長される折であり、大学や専門学校等の講師の先生のお話を多くはリモートで伺いました。

 

 

 高校とは違い自分から積極的に取り組まないと力は着かないといったアドバイスや、学問領域にはどんなものがあるかとか、非常に丁寧に高校生の疑問と感じる点にフォーカスをあてて頂いたお話もありました。

 

 

 生徒たちも、熱心にメモを取っていました。

 では、行動に移してくださいね。

卒業式挙行

 3月1日 第36回卒業証書授与式を挙行しました。

在校生は、教室でリモート参加でしたが、厳かで温もりのある式典であったと思います。卒業生に幸あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和3年度卒業式

 式辞
 本日、ここに第36回群馬県立高崎東高等学校卒業証書授与式を挙行するに当たり、公私とも御多用の折、御来賓並びに保護者の皆様の御臨席をいただき、このように盛大に卒業生を祝福できますことは、卒業生はもとより、私ども職員、在校生に取りましても、この上ない喜びであり、御出席頂きました皆様方に対しまして、心から御礼申し上げます。

 春まだ浅き上毛の 地平萌黄にめぶくとき
 ここ井野川のほとりには はや緑なす いのちあり 

 校歌一番に歌われる情景がまさに目の前に広がる季節を迎えました。
 百九十七名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。今、皆さんは、無事卒業を迎えられた喜びと、三年間の学校生活での楽しかったこと、苦しかったことなどの思い出やこれから始まる新生活に向けての躍るような気持ちなどが交錯し、大いに胸の高鳴りを感じていることと思います。

 高崎東高等学校の春秋三年の高校生活がどうでしたか。皆さんが入学した後の五月に、時代は平成から令和に変わりました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、全世界が大きく変化しました。東京オリンピックパラリンピック2020は開催が危ぶまれつつも一年延期されての実施となりました。いま私たちの日常はマスク無しにはあり得ません。人々の安全を確保しつつ社会の経済活動をどう継続していくかというバランスの中で成り立っています。
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、学校も一変しました。皆さんの高校1年生の終わりからの二年間は、まさしくコロナ禍に明け暮れた高校生活となりました。1年生の終わり、3月初旬から全国の学校が3ヶ月間臨時休業となりました。部活動もなく、校舎に生徒の姿がない。閑散とした校舎やグランドを見ながら『生徒のいない学校とは』と自問したものです。
 ようやく2年生6月から分散登校が始まり、学校に生徒の皆さんの声が戻りました。しかし、3年生の夏休み明けの1ヶ月は、再び分散登校となり、オンライン授業も始まりました。高崎東高等学校開校以来の伝統行事、マラソン大会も、皆さんは1度も経験することなく卒業となりました。2年生の初冬に予定されていた、沖縄への修学旅行も、残念ながら中止となりました。コロナウイルス感染症は、『学校』の存在を改めて考える機会となったのではないでしょうか。

 競う日もあれ またともに 笑う日もあれ
 学び舎に 欅の校樹めぐりつつ 心は遠く天がける

 また、校歌三番にある 友との交流の学校生活の日々の記憶が卒業を迎えた諸君の脳裏にこだましているのではないでしょうか。
 その感動とともに、お世話になった保護者の皆様、真剣に指導してくれた先生方、お互いに鍛え合ったり助け合ったりした同級生や後輩達、他にも多くの方々の力添えがあって今日を迎えられたことへの感謝の気持ちを忘れないでください。
コロナ禍、社会で新しい生活様式が進行しているように、学校においても、新しい学校様式を求められていると考えています。
 そもそも学校は単に教科指導による学びだけではありません。先生や友人とのコミュニケーションは、心身の成長には不可欠です。親友と言える生涯の友を得るのは学校生活からではないでしょうか。また、規則正しい生活、社会を生きていく上での規律を身につけるのも学校であると考えます。学習・生活習慣の確立も学校の存在が大きい。部活動も大切な要素です。
 何気なく日々繰り返していく学校生活のなかで、君たちは大きく、逞しく成長しました。青翔祭や体育祭等の学校行事もありました。高校三年間は、人生の方向を決定する大事な時期であり、悩みや苦しみも大きいものがあったのではないかと考えます。先行きの見えない不確実な時代と思います。されど、時代は確実に進化発展しています。自分の考えや方向性をもち、社会や時代の流れに翻弄されずに、君の良さを大切にしつつ、社会の動きを俯瞰し、向上心を持って道を拓いていって欲しいと考えます。

校歌二番にある、

 利根の沃野に 根づきたる文化を担う 誇りあり

 つまりは群馬を担う、ひいては日本を担う気概を持って、未来を拓くべく大きく羽ばたいてください。
 今年4月1日から、明治9年以来の改正民法の施行により、十八歳で「成人」となります。皆さんは、高校を卒業し社会に羽ばたくと同時に、大人へ仲間入りします。成人年齢の引き下げに伴って、若者の消費者契約被害の拡大を懸念する声もあり、これまでより早く“大人”になることについて、意識を高めて欲しいと思います。

36期生の健闘を祈りたいと思います。

 最後に、保護者の皆様に御挨拶申し上げます。ご子息ご息女の御卒業、改めておめでとうございます。学校と御家庭がそれぞれの役割を果たしながら、連携を密にして、本日のこの栄えある卒業式を迎えることができました。職員一同、生徒と一緒に活動し、全力で指導に当たらせていただきました。立派に成長した前途有望な卒業生を、保護者の皆様とこうして祝福できる喜びをかみしめております。
 三年間、お弁当作り、送迎を毎日の日課にしてきた保護者の皆様もいらっしゃるでしょう。成長とともに反抗期に戸惑ったこともあるでしょう。コロナ禍、一日中家にいるお子さんの姿が逆にストレスとなったこともあるでしょう。見守り続けた三年間、お子さんは確実に成長されました。本校の教育活動に御理解、御支援、御協力をいただきましたことに、改めて御礼申し上げます。

 卒業生皆さんの前途に幸多かれと祈念し、式辞と致します。

 令和4年3月1日

  群馬県立高崎東高等学校  校長 岩田 悦夫

同窓会入会式

 3/1は卒業式です。2/28(金)は同窓会入会式等を行いました(写真は同窓会長のご挨拶)。在校生が校舎内を掃除し、体育館には式場を作成しました。正門には『令和三年度 卒業証書授与式』の看板も設置しました。


 久々に登校した3年生、クラスメートと語り合う光景を目にしました。在校生が準備した会場で、PTA記念品贈呈式、同窓会入会式ならびに卒業式予行を行いました。

 

 

 その後の学年集会では、高東での学校生活のスナップがスライド上映され、生徒人一人が3年間の想い出に慕っていました。

 

 

 

 

 

 (同窓会クラス役員紹介)

 また、同窓会クラス幹事の面々が、西澤学年主任へ感謝を述べるサプライズ企画がありました。

 

 お世話になった気持ちが強かったのでしょうか。感激し涙する男子生徒もいました。

 

 学校へはあと1日、最後の登校。感慨深いものがありますね。